vendredi 1er avril ・・・ 能楽座 福岡公演
2005年 04月 02日
市の芸術振興財団主催の「能と狂言」の舞台を観に行きました。「能舞台」も「能楽堂」も初めてです。
昨年の3月は「文楽」、そして今年はこの「能楽座」の舞台。舞台を演じる人たちもその道で一流と評される方たちで、また普通の舞台より鑑賞料もおさえてあり、どんなものか初めて触れるには絶好の機会です。
和服姿の方たちの姿もあり、日本の古典芸能という雰囲気が、舞台を干渉する前から始まっているようでした。
プログラムは
○ 能 「泰山木」 梅若六郎,大槻文蔵
○ 狂言 「川上」 野村万作,野村萬斎 親子共演
○ 能 「竹」 梅若六郎,観世榮夫 (萩原朔太郎の詩より)
正直、能が始まったばかりは、少々うつらうつらしそうになりましたが、
「ぱんっ!」---ある一瞬から引き込まれていました。
能衣装、きれいですよ。ある本の中に、衣装の虫干しの時、能楽堂に衣装がいっぱいに掛けられた様は見事だと書いてありましが、納得です。人が身につけることにより衣装の美が増すのか、「--でこんな風に美しい--」というより、ひとこと「きれい」に尽きます。
昨年の秋、博物館で黒田家所蔵の「能と狂言の面」があり、面や舞台のことなど調べていたのが少し役立ちました。でも、本やビデオなどではなくて、能楽堂に足を運ぶこと、舞台を現実に観ることで感じるものには及びませんよね。
今、万作さんの本を読み始めたところだったのですが、ちょうど「川上」のことが書いてあります。それを読み終えたら、また違う思いもでてくるのではと読後が楽しみです。
萬斎さんは、昨年「オイディプス王」の舞台を観て以来の2度目です。
☆能の「泰山木」についてのサイトがありました。ご参考までに--
by cafevoyage
| 2005-04-02 00:01
| Art & Space**