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新潮社刊
アンドレイ・クルコフ著 沼野恭子-訳

ウクライナの作家が、ロシア語で綴った作品。
昨年、本屋で平積みになっていたときに、表紙の絵とタイトルの「ペンギン」に魅かれ、何度となく目は本に注がれたのですが、そのままになっていた1冊です。
その魅かれる元となったところから、-かわいらしい物語-と勝手にイメージを膨らませていたのですが、なかなかの小味が効いたサスペンス。

動物園から、えさ代がまかなえなくなった“ペンギン”を引き取った主人公の男性と、その“ペンギンのミーシャ”が住むアパートからストーリーが始まります。
まだ存命中の人物の死亡記事を書く仕事を始めた--まだ作品は書けていない作家が--主人公。ギャングと知らずに出会った“人間のミーシャ”との出会いから、話しが思わぬ方向へ転じていきます。

いつの間にか、“ペンギンのミーシャ”も葬儀の小道具として使われることに。
ペンギンのカラーであるモノクロが良いのだとか--

でも、“ペンギンのミーシャ”が病気に!

歩く姿からしてもサスペンスとは無縁かのペンギンが存在することで、ストーリーの怖さがやんわりとしたものへと受け取られます。
でも、意外とそこが怖さを増すポイントだったかも--

***************
この本を読んだ以降、無性に動物園へペンギンを見に行きたくなっています。
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by cafevoyage | 2006-03-24 23:51 | 本** | Comments(4)

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この頃の季節は、ふらっと歩きたくなる--そんなときがあります。
今日は、そんな午後を 図書館から博物館 で。
○○展を見るために---ではなく、ただ ふらっと。

博物館では 『VENETIAN BEADS & COSTUME JEWERLY』 展が開催中でした。
“ビーズ”という響きは どこか 懐かしさを感じます。
小さな頃、祖母の家のそばの家に住む一人のお姉さんから、のど飴の缶に入った色とりどりのビーズを見せてもらったのが---ビーズの初めての記憶かも。

今は、あの頃のビーズよりはるかにたくさんの種類があって、専門のお店も身近にあるほどに。

ハンカチやフェルトの布にビーズを刺して、小物を作ったりしていたのに、今はほとんどお店で眺めるだけ。--はまるのがこわい!のだと思います--
たまにアクセサリーは ちょっと どきどきしながら--選んだりしています。

“ビーズ”には---
---ヴェネツィアン・ビーズじゃなくても、木製のものだろうと---
女の子の---いくつになってもなくならない---
「ちょっと どきどき」が詰まっている---
-----そう感じました。
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by cafevoyage | 2006-03-22 22:30 | Art & Space** | Comments(0)

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思わず摘んで、はかまを取ってしまいたくなる--土筆です。

この間、美容院へ行ったときに飾ってあったのを撮ってきました。
「え~、もう?」と思っていたら、これは蝋?か何かで作ってあるものでした。

土筆に蕨(わらび)、海ではわかめ---子どもの頃、自然の恵みを当たり前のように、両親に連れられ、----それも嫌々ながら----取りに行ったりしていました。

実家を離れて学生生活を過ごし、そして今の仕事をするようになり、子どもの時に過ごした、この両親との季節の時間の大きさに助けられていることを感じます。

父の命日に・・・・
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by cafevoyage | 2006-03-19 23:09 | 季節のしたく** | Comments(2)

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『宋姉妹--中国を支配した華麗なる一族--』
NHK取材班 角川書店刊
映画「宗家の三姉妹」という作品を見たとき、教科書上のいくつかの単語でしか姉妹が生きた時代を知らなかったことに、そしてこの姉妹の存在そのものに驚きを覚えました。

台湾で「国立国父記念館」へ行ったとき、孫文の記念像を見て、サイズとは別の大きさを感じたのは何だったのでしょうか。その頃、まだ宗家三女の宋美麗という人は生きていたのに・・・自分があまりにも歴史を知らなさ過ぎたことを今にして悔やんでいます。

本の中でも、映画の中でも、3人の中で一番魅かれたのは次女の慶齢です。
映画の場合は、慶齢を演じた女優の影響も大きいですね。

読み終えて考えたことは
---もし---過去のことに《もしも》はあり得ないことですが---
三女の美麗が、流暢に英語を話せなかったら、そしてクリスチャンでなかったら---
事実はどうなっていたのかと--。
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by cafevoyage | 2006-03-18 19:55 | 本** | Comments(0)

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サーター・アンダキー、雪塩、ゴーヤー茶。海ぶどう・・・・
まるで沖縄物産館にでも行って買い込んで来たかのよう---

卒業式の翌日から『卒業旅行』に出掛けた面々からの、おみやげ!!です。
「ちんすこー 以外をよろしく!!とアピール?をしたおかげか、バリエーションにとんだ品々をいただきました^^

“海ぶどう”--なるものを知らないと言ってたので、それも忘れずに!
☆かわいい 卒業生たち☆です^^

“雪塩”は、さらさらしていて----これって、お風呂に入れるといいかも--
沖縄へ行ったことがないので、青い海の色をイメージしながら
のんびりお湯につかる---う~ん、試してみたいと思います!!

『卒業旅行』かぁ・・・・・いいなぁ・・・
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by cafevoyage | 2006-03-12 23:58 | 旅** | Comments(2)

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ミュリアル・バルベリ 著・高橋利絵子 訳
『至福の味』 早川書房 刊
2000年度の「最優秀料理小説賞」


「私自身は明日死ぬ」・・・
著名な料理評論家が、最後に口にしたい“味”を求めていく過程が、そして、彼を取り巻く人や物やペットが章ごと交互に語っていく形で綴られています。

夕飯時だから、何か食べなくっちゃいけない---というのは、何か寂しいものです。
それよりも、「今日はカレーが食べたいなぁ」なんて思いながら家の玄関に着いたとき、ふわぁーっとカレーの匂いがしてくると、むちゃくちゃ嬉しい。

年齢とともに、食事の量も内容も変わることに、ここ数年感じてきました。

変わらないのは、そして、前よりももっと思うのは、「おいしいね」という顔で 食べたい!ということ。

子どもの頃、家にあった料理の本を見ながら、「今度、これを作ってもらいたい^^」と唾をゴクリと飲み込んでいたことがありました。

今は、料理の本を見ながら---「今度、これを作ってみたい」に変わりましたが、なかなか作ってみるまでに至っていません。

これをご覧になった方の、今夜のお食事はいかがでしたか?
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by cafevoyage | 2006-03-11 23:53 | 本** | Comments(0)

b0028845_04582.jpg9月にこのカプチーノのカップをブログで撮ったときは、
真上から。

ちょっと大儀な言い方ですが--
「人生に--もしも--はない。」
と、言いますが 確かにそうですよね。
いくら「あの時 ○○しておけば・・・・・・」なんて---

じゃーこれからの未来を、
  ちょっと見方を変えてとらえて見たら?

---9月のあの日に飲んだ1杯と、
  この日のカップにかけられたシナモンの粉が違うように?
---毎朝、同じ時間にバス停に立っても、同じことってあり得ないんです

ちょっと 目線を変えたら--未来が姿を現し、背中を つんつんと つついてくれるかも・・・
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by cafevoyage | 2006-03-09 23:57 | Comments(0)

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図書館のエントランスホールに入ると、懐かしいにおい?空気?

小学生の頃、友だちの家に英語を習いに行っていて、教室となっている部屋のドアを開けたときのにおいとおんなじ。
職場の印刷室も、前はこんなにおいがしていたかなぁ。

これって、“紙”のにおいでしょうか-----

わたしにとって、“飽きなくて” “身体がゆるゆるとほぐれる”心地良いものです。

☆写真は、ずっと撮りたかった 図書館のエントランスホールの天井です。☆
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by cafevoyage | 2006-03-08 23:56 | Art & Space** | Comments(4)

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ペンギン評伝書「ナポレオン」
ポール・ジョンソン 著-富山芳子 訳-岩波書店

先日の美術展でのナポレオン人気の訳を知りたくて読んでみました。
本の最後に「ナポレオン、好き、嫌い?」という章があるのですが、私は、後者に近いでしょうね。ナポレオンの持つ才に惹かれるところもありますが。



我々は歴史が教えてくれる最も大切なことをもう一度学ぶ必要がある。~どんな偉大なものも、無に等しい---いや、極端になれば危険である--謙虚で、自らの罪に厳しい心を持っていなければ。
著者の最後の言葉です。

この本を読んで、ナポレオンのことよりもフランスの歴史に興味が湧いてきました。
また、パリへ行く機会があったら、「アンヴァリッド」にも是非行ってみたいと思います。
それから、ルーヴルのダヴィッドの大きな絵を、再度じっくり眺めることとしましょう。
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by cafevoyage | 2006-03-05 23:04 | 本** | Comments(2)

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4月から3月までを 1年ととらえた時の、
端と端 ・・ 始まりと終わり・・で迎える行事があります。
ここ数年、その行事の場所は職場の近くのホテルで行われます。

そして、その日の朝は早めに行き----
ホテルの1階のレストランで、コーヒーとトーストの朝食を取ります。
自分の中のひとつの“きめごと”です。

席に座って、ぼーっと外を見るのも・・いつものこと。
そして、コーヒーが2杯目になるころは、
2年前のことや、去年のことに頭が過ぎりながら、
これから迎える春本番のこと----ほとんど、仕事のことが多いのですが---を
考えたりしています。

こんな ちょっとした自分の中の“きめごと”が、自分を助けているように感じます。

これから 「卒業」という ひとつの区切りがない世界へ歩き出す 人たちが 
ただただ・・・歩き続けて・・・くたびれるのではなく
ときどき・・・周りを見わたす“確かな目”・・・と
ときどき・・・ひと息つく・・・・ことを覚えていて欲しいナ・・・・
   と、願っています。
そして、自分ひとり---ではないこと--
だれかが---自分の存在を感じていてくれること--を
忘れないで欲しい--と。

「季節のきめごと」--作ってみませんか?

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by cafevoyage | 2006-03-03 23:58 | 季節のしたく** | Comments(4)