『至福の味』 ・・・ sabato 11 mars, 2006
2006年 03月 11日
ミュリアル・バルベリ 著・高橋利絵子 訳
『至福の味』 早川書房 刊
2000年度の「最優秀料理小説賞」
「私自身は明日死ぬ」・・・
著名な料理評論家が、最後に口にしたい“味”を求めていく過程が、そして、彼を取り巻く人や物やペットが章ごと交互に語っていく形で綴られています。
夕飯時だから、何か食べなくっちゃいけない---というのは、何か寂しいものです。
それよりも、「今日はカレーが食べたいなぁ」なんて思いながら家の玄関に着いたとき、ふわぁーっとカレーの匂いがしてくると、むちゃくちゃ嬉しい。
年齢とともに、食事の量も内容も変わることに、ここ数年感じてきました。
変わらないのは、そして、前よりももっと思うのは、「おいしいね」という顔で 食べたい!ということ。
子どもの頃、家にあった料理の本を見ながら、「今度、これを作ってもらいたい^^」と唾をゴクリと飲み込んでいたことがありました。
今は、料理の本を見ながら---「今度、これを作ってみたい」に変わりましたが、なかなか作ってみるまでに至っていません。
これをご覧になった方の、今夜のお食事はいかがでしたか?
by cafevoyage
| 2006-03-11 23:53
| 本**