エゴン・シーレの表紙 ・・・ dimanche 19, fevrier, 2006

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集英社刊-フィリップ・フォレスト著-堀内ゆかり訳-『永遠の子ども』

表紙の女の子の絵は、エゴン・シーレの作品。
本の装丁を専門とする仕事もあるが、この仕事の効果はとても大きいと思う。同じ文章でも、初めて手にしたときの印象で、かなり違ってくるから・・・

今回のこの本は、この表紙に吸い寄せられたところがある。エゴン・シーレという名前は、最近になって知った。いいな、と思っていた作品がその画家によるものだった--ことがわかったので。

表紙の女の子---目が悲しげで、今ここにある事実ではなく、遥か遠くを見通した眼差しをしているよう。

『永遠の子ども』は、作家フォレストが娘の死を契機に書いた一作目の小説。“重たい”とか“悲しい”とか、そういったものではなく、そんな類の言葉から飛び出したかの空気を感じる。
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Commented by kain-2 at 2006-02-26 07:10
まさに目を吸い寄せられる絵ですね。色がいいです。
装丁といえば「モロッコ革の本」でで、その仕事について知りました。
初めて手にした本の印象というのは装丁も翻訳も大切ですね。
最近の経験では「指輪物語」の文庫本、ずっと昔では「大草原の小さな家」シリーズです。訳が違うと登場人物のキャラクターまで違って見えます。
「赤毛のアン」では、追加翻訳?された部分があって得した気分でした。
Commented by cafevoyage at 2006-02-28 10:09
kain-2さんへ**
翻訳の違いは--前にブログでも書いたかもしれませんが--大きいですよね。それから装丁も。「モロッコ革の本」とはどんな1冊だったんでしょう・・
本屋さんで、手作りの本の作り方を書いてあるのを買ったことがありますが、料理の本と同じく
----ページを開いて満足するにとどまっています^^;
by cafevoyage | 2006-02-20 00:54 | 本** | Comments(2)