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熱いコーヒーを飲みながら 日々のつれづれを・・・


by cafevoyage
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エゴン・シーレの表紙 ・・・ dimanche 19, fevrier, 2006

エゴン・シーレの表紙 ・・・ dimanche 19, fevrier,  2006_b0028845_0374127.jpg

集英社刊-フィリップ・フォレスト著-堀内ゆかり訳-『永遠の子ども』

表紙の女の子の絵は、エゴン・シーレの作品。
本の装丁を専門とする仕事もあるが、この仕事の効果はとても大きいと思う。同じ文章でも、初めて手にしたときの印象で、かなり違ってくるから・・・

今回のこの本は、この表紙に吸い寄せられたところがある。エゴン・シーレという名前は、最近になって知った。いいな、と思っていた作品がその画家によるものだった--ことがわかったので。

表紙の女の子---目が悲しげで、今ここにある事実ではなく、遥か遠くを見通した眼差しをしているよう。

『永遠の子ども』は、作家フォレストが娘の死を契機に書いた一作目の小説。“重たい”とか“悲しい”とか、そういったものではなく、そんな類の言葉から飛び出したかの空気を感じる。
by cafevoyage | 2006-02-20 00:54 | 本**